会社にとって、男性が育休を取るメリットとは?

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「平成 27 年度雇用均等基本調査」によると、男性が育児休業(以下、育休)を取る割合は2.65%です。

まだまだ日本では、男性の育休が取れない現状にあります。

そんな中、先日、顧問先に男性育休の支援をしました。そして、「出生時両立支援助成金」という助成金も同時に進めました。この助成金は、男性が育休を取ることやその他いくつかの取り組みをすることで、60万円が支給されるといものです。(※ほかに細かな条件があります)

男性社員が育休を取ることで助成金がもらえることは、もちろん大きなメリットですが、これは、あくまで短期的なメリット。他にも長期的なメリットがあります。

ということで、男性が育休を取ることでの会社の長期的なメリット8つ挙げてみました。

< 企業の長期的メリット>

①生活者や消費者の視点を持つことができるようになり、顧客が必要とするサービスがわかるようになる。

②子育てや家事の経験から、仕事のアイデアやスキルが生まれる。(子育て→部下のマネジメント、家事の

段取り→時間の使い方など)

③自分のプライベートを会社に応援してもらうことで、会社への忠誠心(ロイヤリティ)が高まり、

またプライベートが充実すると仕事へのモチベーションがアップする。

④子育て中のママなど、時間の制約がある従業員(働き方として少数派でふだん肩身の狭い思いをしてい

る従業員)と同じ経験をすることで、将来、多様な働き方の部下たちをマネジメントできるようになる。

⑤職場復帰後、時間の制約ができることで無駄な残業の削減や自分の働き方見直しができる。

⑥男性育休を見ている若い社員たちが、自分達も将来、プライベートを大事にできると実感し、会社への定着率がよくなる。

⑦育休経験者がいない会社では、その人がロールモデルとなり、その後会社としても体制を整えやすく、また、今後育休を取る従業員にもアドバイスができるようになる。

⑧取り組みを続けることで、企業イメージや評判があがり、優秀な人材が採用できるようになる。

 

いかがでしたか?

男性に限らず、もちろん女性の育休、また介護休業にも同じようなメリットがあると思います。

また、育休に入る前に、同じチームのメンバーで仕事全体を見直すことで、業務改善や効率化にもつながりそうですね。